短気は損気

先日、私の親友が末期の膀胱ガンで数ヶ月の闘病生活の末息を引き取りました。

保育園から高校までずっと一緒に過ごした仲で、私と違いホントに人が良く、怒る事もなく喧嘩もしない気の長い人間でした。

彼が亡くなり、お通夜にも参列、地元でのお別れ会にも顔を出し、彼との別れを惜しみました。

そんな中、ずっと頭をよぎるのが彼のおおらかな性格、それに比べて私の器の無さ。

何で彼のようなイイ人が先に逝くことになり私のような人間の出来てないような奴がこうして残ってしまうのだろう。

最近は、ちょっと仕事でいやな事があったり、イライラしてしまいそうな出来事があっても、その親友の事を思うと「これくらい小さな出来事だ」と思うようになり、イライラする事がなくなり、自分ももっと彼のように気を長くもとう、おおらかな人間になろうなんて思ったりもします。

 

先日、街で飲む機会があり、車で出かけたので、帰りは立体駐車場の管理人にお願いして代行タクシーを呼んでもらいました。

管理人が代行タクシーと交渉し10分くらいで迎えに来ると言うのでロビーで待ってました。

10分・・・そろそろ来るかな?と思ってもなかなか来ません。

20分・・・あれっ時間聞き間違えたかな?

いつもの私なら、ちょっとイライラした口調で管理人さんに言いに行くのですが、気長に気長にと自分に言い聞かせながら待ちます。

30分・・・う~んさすがに遅いな~と思ってると、管理人室の中でどうやら管理人さんと代行タクシーさんが電話で言い合っている様子。

代行タクシー側は連絡を受けて無いとか・・・まぁそれはありえないので管理人さんもちょっとあきれ気味にやり取りをしつつ、どうやら他の代行を呼んでくれたみたいで、事情を話してくれて5分後には別の代行タクシーが迎えに来てくれました。

そして、管理人さんが申し訳なさそうに「今回の駐車代金はサービスさせてもらいます。本当に申し訳ありませんでした。」と謝罪してくれました。

私もそこまでやってもらえるとクレームを言うのも大人気ないしありがたくその申し出をう受け入れて駐車場を後にしました。

これだけしてもらえたらまた利用しないとなって思いますよね。

 

今回、思った事があります。

前段で述べた通り、親友の死から私も少しずつ考え方を改めようと思い、気を長く持つ努力を始めています。

もしもそういう考えもなしに、いつものごとく管理人さんに怒鳴ったり、代行タクシーさんに電話してクレームを言うなんて事があったら、今回みたいに、管理人さんもサービスをしようと言う気にもならなかったかもしれないですし、私も今後この駐車場を利用しにくくもなったかも知れません。

そう考えると短気は損気とでも言いますか、何にもイイ事は生まれることがなく、わだかまりだけが残ってしまう結果になったことでしょう。

私がただ、今回怒ることなく過ごしただけで、駐車場の管理人さんも私も気分良く終わる事が出来たのかなと思いますし、今回は駐車場側も私の駐車代分のマイナスにはなったかもしれませんが、私がまた使うことで、もしくは私がココの対応の良さを他に伝える事で今後何倍もの利益を生む可能性もあるわけです。

短気は損気、逆に気長に過ごすことでいい事も生まれるんだなと言うことを、こうしたちょっとしたエピソードから学んだ夜でした。

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